確かさ

DRESSEL EXCEED

https://ms.citizen.jp/assets/048_06-06_ドレッセル エクシード_01

 このモデルは「超硬合金」という、当時有数の優れた美しさと硬度を持つ素材で作られ、高精度クオーツムーブメントを採用したものです。
 “美しさと確かさ”という素材の特性を活かし、冴えた磨きの品質を一番アピールできる形状を求めた結果が、このフラットな面で構成されたケース、エッジの立った規則的な溝、ラグを廃した無駄のないケースライン等に表れています。
 文字板も、細く洗練された時字にしっかりと太い針を組み合わせ、精度の高さを誇示するように堂々としたフェイスデザインとなっています。
 確かな技術こそが美しいものを生み出せる、その自信が随所に見られ、堂々とした個性を持つモデルとなっています。

048_06-06_ドレッセル エクシード_02超硬素材をいかしたダイナミックなケース形状。ストライプ模様が際立った個性を演出し、強く精悍な印象を与えます。革バンドの絞り過ぎないシルエットも堂々としています。面の美しさを引き出す大胆な面構成。斜面が薄く見せる効果を生んでいます。

048_06-06_ドレッセル エクシード_033 時 - 9時方向にフラットなケーストップ。綺麗なミラー面が硬質な美しさを表現。

048_06-06_ドレッセル エクシード_06規則的な正確な溝。素材をいかした装飾が緻密な技術の高さを感じさせます。

048_06-06_ドレッセル エクシード_09稜線が美しいケース斜面が高級感を感じさせます。Xタイプのラグで無駄なくシンプルな印象。

048_06-06_ドレッセル エクシード_04裏斜面もきりっと美しく、薄く見せる効果を生んでいます。

048_06-06_ドレッセル エクシード_07四隅がきちっと四角い裏ぶたデザインには精密感があります。

048_06-06_ドレッセル エクシード_1011所に極細の棒印刷。文字板の縞模様に負けずにきりっとした緊張感を出しています。高精度ムーブメントの自信が表れているようです。

048_06-06_ドレッセル エクシード_05視認性の良い存在感のある針。力強いダイヤシェイプから堂々としたイメージが感じられます。Mカット断面でセンターラインを強調しています。

048_06-06_ドレッセル エクシード_08ローマ数字の時字の山型カットは光を綺麗に跳ね返し、硬質感を引き立てます。

048_06-06_ドレッセル エクシード_11尾錠の細かなパターンが精密さを感じさせます。

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レトロフューチャー

 70 年代、時刻表示の新しい表示方式であるデジタル表示が開発されました。それは当時、近未来時計への期待を感じさせる表示機能でした。  この時計はデジタル表示の有効性を活かし、カリキュレーター(電卓)機能を初めて腕時計に追加するという発想のもとデザインされました。  時計と電卓機能の共有化を成し遂げた国産初の腕時計は、中央に表示モニター/外周に放射状に23 個のプッシュボタンを配置するという個性的なデザインスタイルで表現されています。腕時計のケースの基本である丸形状での表現をやり遂げたことが腕時計デザイナーならではの発想だと感じます。  15 度刻みに配置されたプッシュボタンの人工的な輝き。ケースとバンドの凹凸の無いシンプルなライン。これらは従来の挽き加工によるものであり、厚みのあるケースとクールなデジタル表示の組合せは新旧技術のアンバランスなレトロフューチャー感を生み出しています。  加えてこの初期モデルは金色で統一され、外装には各部材に異なる質感を持つ金色を巧みに使い分け、派手な色調にも関わらず品のある趣を醸しだしています。  特徴のある操作ボタンのレイアウトはスタンダードとはなりませんでしたが、先陣を切ったカッコよさ、誇りを感じさせます。

https://ms.citizen.jp/assets/100_12-08_L 漆玉_01

光を感じる時計

 漆玉、ダイヤモンド、スモークガラス。それぞれの光の反射が、光源や時刻によっても違った表情を見せる奥行きのあるモデルです。ケース形状や文字板デザインがシンプルだからこそ、ディテールの美しさが映え、機械的な時ではなく、光が映し出すゆるやかな時を感じることができます。  文字板に時字はないものの、時分針は見やすく、時計としての機能を併せ持つブレスレットという印象です。  また、漆をいわゆる伝統的な見せ方ではなく、モダンなデザインで時計と融合させており、伝統技術の現代的な表現も楽しむことができます。  アシンメトリーな形状ながらも着けやすく、モダンなジュエリーを身につけているような特別感があります。

https://ms.citizen.jp/assets/099_12-07_L ムービングダイヤ_01

自然の生命

 CITIZEN L には自然の中にある形状や光にインスパイアされたデザインテーマが多く、本モデルも「朝露」がテーマになっています。  ケース上の3 粒のダイヤがケースカーブに沿ってサラサラと滑らかに動き、時字が文字板上に散るように配置されている様子が、何も知らずにこの時計を見たとしても、自然の情景を思い起こさせるようなストーリーが秘められているデザインです。  パーツを見ていくと、文字板パターンや時字の配置、りゅうず位置、ケース形状など非対称な部分が多いにも関わらず、それぞれが均整の取れた位置に収まっているため、違和感や着けづらさはありません。非対称なデザインによって、自然の生命感を思わせるリズムや動きが生まれ、画一的な時間ではなく、ゆったりとした自然の時間を感じさせます。  ダイヤモンドが多く使われておりジュエリー感のある時計ですが、時字の配置やケースとバンドの隙間の取り方に抜け感があり、普段使いも可能なデザインテイストになっています。

https://ms.citizen.jp/assets/098_12-06_エクシード ユーロス_01

最小認知要素から 装飾するプロセス

 「バンド・針・丸」これは人々が腕時計と認知できる最小構成要素です。  ◆腕時計は、バンドがあっての“腕”時計である。  ◆腕時計は、針があっての腕“時計”である。  ◆時間は、繰り返される天体の周期(丸)から   作られた。  本モデルは、この3 つの要素に焦点を当てた「腕時計」のデザインのお手本のように思います。これらの3つの要素に豪華な装飾を施すことで、他の要素との主従関係をはっきりさせています。  ユーザーが求める「腕時計らしさ」と、ユーザーが満足する「装飾品としての美しさ」を兼ね備えた、全ての腕時計のお手本ではないでしょうか。