スモークガラスを使ったTVスクリーンのようなケース。ガラス外周に黒印刷を施して縁無し構造のように見せています。
シリンダーカーブのガラスがぽっこりと出っ張っています。
文字板、ガラス裏面、針の印刷は全て白プリントで、カラーガラス越しに見るとアイボリーに変わります。
独特のカクカクしたフォントが古めかしい雰囲気を醸し出します。機能表示も個性的なグラフィックで遊び心に溢れています。
革バンドは仕立て方が独特で拘りが窺えます。
2軸以上に傾けないアングルの方がこのモデルには映える気がします。時計っぽく見えないのが魅力だとすると納得です。
色付きガラスや、かなり強めのホーニングをケースに用いた辺りが新しい表現。見る人の時計に対する概念を試すスタイルと言えます。