Eco-Drive DOME

https://ms.citizen.jp/assets/BY0030-04E
デザイナー
御園 昭二
発売年
2010
12のカテゴリー
07/外装にみられる先進性
解説

光のクリーンエネルギーを身に付ける

光はどこにでも誰にでも平等に降り注ぐクリーンエネルギーだというEco-Driveの考え方があります。開発当時、そのクリーンエネルギーで駆動するEco-Driveの魅力を知って頂くことが、この商品に課せられたミッションでした。Eco-Driveの文字板は光を吸収し、それをエネルギーとしてムーブメントに伝える役割を持ちます。その吸収とエネルギーへの変換をDOME形状の文字板で表現し、その文字板を含む風防内部の動力部を独自開発のパール塗装の外装で覆い完成した商品が、このEco-Drive DOMEです。

商品コード
BY0030-04E
CAL.
H611
ウオッチタイプ
エコ・ドライブ電波時計
ケース素材
チタニウム
デザイン特徴
塗装外装

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新しい価値の探求

シチズンの基幹技術である光発電エコ・ドライブの価値を訴求するため、2009年から2012年にかけて合わせて8つのコンセプトモデルを発表しました。モデルは社内コンペティションによって選ばれました。ルールは「光で動く」ことだけ。それ以外には何も制約を設けず、デザイナーがまっさらなところから自由な発想で新しい商品を提案しました。 スイスで開催されていた世界最大の時計の見本市「BASELWORLD」にて大々的に発表が行われ、大きな反響を呼びました。また、コンセプトモデルを発表して終わりではなく、できる限りそのままのデザインで量産化することにも挑戦しています。発表したモデルのうち4モデルが数量限定で量産することとなり、その技術やデザインコードは後のモデルにも大きな影響を与えました。

https://ms.citizen.jp/assets/061_07-06_Eco-Drive DOME_01

多機能ムーブの抽象表現

 「光のクリーンエネルギーを身に着ける」をテーマとし、その具現化にチャレンジしたモデル。「クリーン」という抽象的テーマを表現するためにベゼル等、形状を複雑化する要素を削除。同一面の中で「形状を分割」させ、一体感のある塊の中に機能部品を同化させています。  また、クロノグラフという多機能ムーブメントを使用するにあたり、文字板の印刷表示をできる限り削除しています。その代わり、透明な成型部品の反射による形状認識を利用し、さらに蒸着処理された透明部品を層にすることにより、映りこむ形や影を作り、仕上げとばかりに浮かせた部品に印刷をのせ、光輝く空間の中に印刷を漂わせることで、テーマである「光のエネルギー」を表現しています。