KINDER TIME

https://ms.citizen.jp/assets/11-09_front
発売年
1968
12のカテゴリー
11/人への寄り添い
解説

子供が読みやすいように文字板のレイアウトが工夫された教育用腕時計。

CAL.
0272
ウオッチタイプ
メカニカル
ケース素材
ステンレス

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素直に時を読める

 キンダータイムは「子どもは時刻を読むのに苦労している」という問題を、時の表示方法を分かりやすくすることで解決した、子どもに寄り添う時計です。  時を時間帯で示したこと、時針、分針とその示す所を色で分けたこと、この2つが「素直に時を読める」最大の配慮です。また、秒針が切分にしっかり届いている所も、時を読みやすくする気づかいが感じられます。  ビビッドで元気のよい赤と黄の色合いや、文字板に入ったエンブレムのようなシチズンロゴ、ピカピカのランドセルを思わせる真っ赤な革バンドなど、どこまでもワクワクするデザインです。  そんな子ども心をくすぐる時計ですが、子ども用らしからぬ一面も持ち合わせています。時を読みやすくするために、子ども用にしては少し大きめのケースサイズになっています。シャープでエッジの立った面形状は、子ども向けにしてはやや鋭い印象を受けますが、無駄のない潔さが文字板の可愛らしさを上手く引き締めています。シンプルな中にチャーミングさのある読みやすいアラビア数字は、大人にとっても魅力的です。  とことん子どもに寄り添いながらも、子ども用だからと手を抜くことのなかったデザインの力を感じます。