DIGI-ANA

https://ms.citizen.jp/assets/02-01_front
発売年
1978
12のカテゴリー
02/アナログとデジタルの融合
解説

国産初の本格的デジタル・アナログコンビネーションウオッチ。

CAL.
8900
ウオッチタイプ
クォーツ
ケース素材
ステンレス

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徹底したデザインモチーフ

このモデルのデザインテーマはずばり「六角形」。六角形はクオーツ時計の水晶をイメージさせる形状で、当時最先端のクオーツ時計のデザインモチーフとしてぴったりです。文字板は大きなデジタル部と控えめなアナログ部で構成され、極力シンプルな表現になっています。デジタル表示の液晶セグメントを見ても1 つ1つ が六角形で構成された数字を持ち、デジタル部とアナログ部の窓の形状も同様です。そして機能表示の小さなドット形状に至っても六角形...。この徹底されたモチーフ表現はユーザーに親近感を与えつつ、この時計のキャラクターを明確に示しています。結果、そのことが機能的にも視認性の向上に繋がっている好例です。 デザインモチーフがある場合、そのデザイン作業には繊細さが求められます。生々しければチープ感が強まり、弱ければデザインコンセプトが不明瞭なモデルになるからです。その点この時計は1つのモチーフで全体から細部に渡るまで一貫したディテールを持っており、機能性や視認性を損なうことく統一感を生み出しています。このように1 つのモチーフをテーマにして全体をセンス良く纏め上げることは、デザイン作業の重要な要素と言えます。