ムーブメント形状の制約をうまく活用し、シンプルでありながらダイナミックなデザイン。操作性・視認性が高く、シチズンのダイバーズウオッチのバイブルと言える名作。ウレタンバンドには“N.D.LIMITS(No Decompression Limits)”=“無減圧限界値”の印刷。
このムーブメントのメインである水圧センサー部分を最大限強調していて、迫力と個性を与えるデザイン。全体的に無駄のないケース形状。機能を形に落とし込み、潔さを感じます。
ベゼル側面は、綾目カットが施されていて、グローブをした後でも、回しやすいデザインになっています。
左腕に装着する場合、手首に邪魔にならない9 時側のセンサー部分のデザインは、厚みと幅が大きく、迫力を感じます。繊細な圧力センサーがプロテクトされている安心感があります。
ベゼル内側のアルミ銘板は、逆斜面になっていて、時計を逆さに置いた時、ガラスが直接当たらない配慮がされています。
ムーブメントの形状から決まる裏ぶた形状ではあるものの、外形形状が印象的。6ヶ所のねじ留めがアクセントになっています。
りゅうずの側面は、ベゼル側面と同様に、綾目カットが施されていて、グローブをした後でも、回しやすいデザインになっています。
潜水関係の情報を表示する液晶ディスプレイは12 時位置に配置されていて、特徴的な顔(文字板)。時字や針など、ほぼ直線の組み合わせになっていて、全体的に精悍な印象。
液晶ディスプレイで面積が削られてしまう1時と11時の時字は、抜き窓の外形を、ちょうど30°にすることで正時が判読できる配慮がされています。
時針=ダイバーズウオッチらしい太い針ながら、中心に柵があるため、指し示す位置が判りやすくなっています。分針=上面にオレンジ印刷を施して時針との差別化をし、潜水経過時間の視認性を高めています。