シンプルかつ個性的

PROMASTER DIVER 200m GMT

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2024.08.08

プロマスターは陸、海、空のプロフェッショナルのためのブランドです。特に海のプロフェショナルに向けた時計であるダイバーズウオッチは高い防水性に加え、逆回転防止ベゼルや暗所での視認性、耐衝撃性などの厳しい基準が「ISO 6425」によって定められています。

今回紹介する商品は、前年に発売し好評を博した「プロマスター アクアランド 200m」 のファミリーモデル企画から誕生しました。ケースラインや回転ベゼルのデザインを継承しつつ、新たな付加価値としてGMT機能やチタニウム素材を採用した、ISO規格対応の200m防水ダイバーズウオッチです。プロマスターの命題である機能性/耐久性/安全性はもちろんのこと、ダイバーズウオッチにおいて最も必要な視認性/操作性も考慮した開発を行い、2019年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

  1920レタッチ済使用OK計画用PRO_BJ7111-86L_bs_kari のコピームーブメントの特徴を最大限に活かす

「GMT」と「24」の文字、「24時間針の先端の三角」部分に差し色を用い、このムーブメントの特徴をより際立たせています。また時針・分針・秒針・GMT針の中4針+対物に配慮した「ガラス内面レンズ」という構造的に厚くなってしまう条件を逆手に取り、見返しリングを角度の異なる2段階の斜面で構成し、海の深さを想起させる様な”奥行き感”を表現しました。

BJ7111-86L_IMG01 のコピーシーンを想定した「操作性」

回転ベゼルは、ダイビンググローブの装着を想定した操作性を考慮し「掴んでまわしやすくするため」に厚みを持たせ、外周には垂直に切り立った山型カットを施しています。

Prm Gmt Im G01 Re のコピー暗所での「視認性」

デュアルタイムとしても使用可能なGMT機能ですが、潜水中の現在時刻と誤認しない様に、24時間針には夜光を入れず、暗所での「 視認性」を高める配慮をしています。


Prm Gmt Im G02 Re

「安全性」

特に海中で、誤まって腕時計が外れて落ちてしまう危険性を軽減するために、バックルには「Wロック機能」を採用し、「安全性」を高めています。

B J7111 86 L Kv Img のコピーダイバーズウオッチは、極限の状況で使われる可能性がある一方、スタイルとして人気のあるジャンルでもあるため、ダイビング以外のシーンでも着用されることが多くあります。そんな両極端の需要に対してどうすれば応えられるかを考え抜いたのがこの商品です。機能性/耐久性/安全性/視認性/操作性といった、プロフェッショナル向けの性能を満たしつつ、シンプルなデザインと、爽やかなブルーと白のコンビネーションはタウンユースでも個性が光ります。

2019年度グッドデザイン賞受賞
評価コメント


プロダクトとしてのつくり込みがしっかりしている。文字板に2段階の傾斜を設けて奥行き感を表現し、そのスペースを活かしてデイト表示の拡大レンズをガラスの内側にセット。腕時計のガラス表面に凹凸がないことは、見た目をスッキリとさせるのみならず、衣服の引っ掛かりなど傷のつきにくさにも貢献するだろう。外装に用いている表面硬度を高めたスーパーチタニウム™️を含め、多くの人がこの腕時計を長く利用することまでが丁寧に考えられている。光発電エコ・ドライブを搭載する高い技術力を備えた商品でありながらも価格が抑えられ、多くのユーザーに入手し易くしていることも、審査員の間で評価された。

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多くの機能をシンプルに

プロマスター アクアランドは水深計搭載のダイバーズウオッチシリーズです。「アクアランドの“継承”と“進化”を感じさせるダイバーズウオッチを作る」という企画のもと、いま一度プロマスターの基本コンセプトに立ち返り、多くの機能をシンプルに表現した本格ダイバーズウオッチの開発を行いました。ミニマルなデザイナーズウオッチや、インパクト重視のデザインなどが混在する幅広い市場において、過酷な環境下にも耐えることができるよう機能性/耐久性/安全性を徹底的に追求した、新しいスタンダードとも言えるモデルです。高い機能性とデザイン性が評価され、2018年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

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かきたてる

 左右非対称なシルエットがもつ強烈なインパクトは、「手にとってみたい」という衝動をかきたてます。文字板に大きく配された深度計と9 時位置のセンサーは、「実際に海に潜ったら…?」という想像をかきたて、それらが結果として「欲しい」という気持ちをかきたてます。  本モデルは、そうしたユーザーの潜在意識を「かきたてる」と同時に、しっかりとその気持ちを受け止める機能性を有しています。腕時計に限らずどんな製品にも言えることですが、機能性だけを単純に追求していった場合、無味乾燥かつ没個性なモノが生まれてしまう可能性が存在します。本モデルは、ISO/JIS 規格や海中での視認性等といった様々な制約がある中で、機能性とアイコニックな外観の両立を見事に果たしていると言えます。  「マンボウダイバー」という通称が示すとおり、シルエットだけでそれと判別できるインパクトのある外観を備えながら、ダイバーズウオッチとしての機能は一切損なわれていません。実用性と魅力的でユニークな外観の両立という、真にデザイナーに求められる役割を見事に体現したモデルだと言えます。

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ふくよかさ

この時計は多くの機能を持っており、その多機能性ゆえに文字板の密度は高くなります。バランスよく整えられた各要素の配置は、多くの情報をわかりやすく、並列的にユーザーに伝えることを可能としています。 また、サブダイヤルの形状や色使いは、視認性に十二分に配慮されているのと同時に、多機能モデルならではの凝縮感とあいまって、視覚的にユーザーを楽しませる効果があります。 ケースは平面が少なく、張りのある曲面を主体に構成されています。それは、多くの古代文明でみられる豊穣を願う地母神像の母性的なふくよかさを連想させます。 パイロットウオッチというきわめて男性的なモデルのなかで母性を感じさせるところにこのモデルの意外性と個性があります。多機能をただ機能的にデザインするだけにとどまらず、文字板のレイアウトやケース形状などのモデル全体の佇まいを通して、万人が共通して持っているであろう根源的豊かさのイメージを呼び起こすようなデザインだと考えます。

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流れの中にあるリズム または流線型であること

視覚的、また物理的にも腕への装着感の高さを感じさせるデザインになっています。 バンドからケースにかけて、流れるようにラインがつながっています。しかしそれは単調なリズムで終わっていません。ケースに流れ着いたとき、突然テンポを変えています。そのことで、単純なフルフローデザインで終わることなく、ケースの存在感もしっかり表現されています。 全体の仕上げを見てみると、両サイドのみミラー仕上げにし、大きな面を占めるセンター部を12時 - 6 時ヘアラインとしています。これによりステンレス素材の持つ魅力を十分に引き出されています。 文字板に目を移すと、色調はシルバーで、ほぼケース、バンドと同色であり、このモデルを語る上での大きな特徴と言えます。文字板をケース、バンドと色調においても一体化させることにより、流れるようなデザインの表現がより強まっています。 文字板上の表記も白印刷であり、同一トーンへのこだわりが表れています。形状もさることながら、色調に関しても流れを意識したデザインが大きな魅力となっています。