長く使い続けられるために

PROMASTER AIR DIVERS 200m

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世の中にはモノがあふれています。その時代の流行やライフスタイル、趣味趣向に合わせて、毎年多くの新商品が生まれ、消えていきます。一方で、愛着を持って、大切に長く使い続けられる商品もあります。すぐに消えていく商品と長く愛用される商品は何が違うのでしょうか?

このダイバーズウオッチは個性的な商品が数多く並ぶ時代だからこそ、一つのものを大切に長く使い続けてもらえる様な時計を目指しました。特にダイバーズウオッチにおいて重要な「装着性」と、使い続けたくなる「安心感」をデザインで表現することに注力しています。

エッジが少ないやわらかな形状画像2

ケースやレジスターリングは、極力エッジの少ないやわらかな印象の形状としました。そうすることで何かとぶつかっても、点や線ではなく面で触れるので、腕時計がキズつきにくく、何より(人であれモノであれ)相手を傷つけてしまうことを避けられます。ダイバーズウオッチはダイビングだけでなく、アウトドアやスポーツ時にも着用されることがあるため、そういった配慮が気持ち的にも着けやすさにつながると考えました。着け心地が良く、ストレスも感じにくい造形です。

ワンピース構造

画像3サイズの大きいメンズモデルについては、より「防水性」を高めるために、裏ぶたがケース本体と一体化した「ワンピース構造」を採用しています。一目見てわかる堅牢さが安心感を与えてくれます。

着ける人にも、環境にもやさしい時計

画像4ダイバーズウオッチは防水性が何より重要です。電池交換をするだけでも防水検査が推奨されるため、いざダイビングをする際に腕時計が止まっていて電池交換に時間がかかるということもあり得ます。このモデルはシチズンの光発電技術「Eco-Drive」を搭載しており、止まっていても日光を半日、文字板に当てるだけで充電することができます。Eco-Driveはダイバーズウオッチと非常に相性の良い機能と言えます。ダイバーズウオッチとして使い勝手が良く、産業廃棄物となる電池を捨てることもない、着ける人にも、環境にもやさしい時計です。

日常使いも想定した、腕にやさしく、流行に左右されないシンプルなデザインが支持され、1998年に発売以来、長年にわたってユーザーに愛されてきました。2012年にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。

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多くの機能をシンプルに

プロマスター アクアランドは水深計搭載のダイバーズウオッチシリーズです。「アクアランドの“継承”と“進化”を感じさせるダイバーズウオッチを作る」という企画のもと、いま一度プロマスターの基本コンセプトに立ち返り、多くの機能をシンプルに表現した本格ダイバーズウオッチの開発を行いました。ミニマルなデザイナーズウオッチや、インパクト重視のデザインなどが混在する幅広い市場において、過酷な環境下にも耐えることができるよう機能性/耐久性/安全性を徹底的に追求した、新しいスタンダードとも言えるモデルです。高い機能性とデザイン性が評価され、2018年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

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シンプルかつ個性的

プロマスターは陸、海、空のプロフェッショナルのためのブランドです。特に海のプロフェショナルに向けた時計であるダイバーズウオッチは高い防水性に加え、逆回転防止ベゼルや暗所での視認性、耐衝撃性などの厳しい基準が「ISO 6425」によって定められています。 今回紹介する商品は、前年に発売し好評を博した「プロマスター アクアランド 200m」 のファミリーモデル企画から誕生しました。ケースラインや回転ベゼルのデザインを継承しつつ、新たな付加価値としてGMT機能やチタニウム素材を採用した、ISO規格対応の200m防水ダイバーズウオッチです。プロマスターの命題である機能性/耐久性/安全性はもちろんのこと、ダイバーズウオッチにおいて最も必要な視認性/操作性も考慮した開発を行い、2019年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

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ふくよかさ

この時計は多くの機能を持っており、その多機能性ゆえに文字板の密度は高くなります。バランスよく整えられた各要素の配置は、多くの情報をわかりやすく、並列的にユーザーに伝えることを可能としています。 また、サブダイヤルの形状や色使いは、視認性に十二分に配慮されているのと同時に、多機能モデルならではの凝縮感とあいまって、視覚的にユーザーを楽しませる効果があります。 ケースは平面が少なく、張りのある曲面を主体に構成されています。それは、多くの古代文明でみられる豊穣を願う地母神像の母性的なふくよかさを連想させます。 パイロットウオッチというきわめて男性的なモデルのなかで母性を感じさせるところにこのモデルの意外性と個性があります。多機能をただ機能的にデザインするだけにとどまらず、文字板のレイアウトやケース形状などのモデル全体の佇まいを通して、万人が共通して持っているであろう根源的豊かさのイメージを呼び起こすようなデザインだと考えます。

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かきたてる

 左右非対称なシルエットがもつ強烈なインパクトは、「手にとってみたい」という衝動をかきたてます。文字板に大きく配された深度計と9 時位置のセンサーは、「実際に海に潜ったら…?」という想像をかきたて、それらが結果として「欲しい」という気持ちをかきたてます。  本モデルは、そうしたユーザーの潜在意識を「かきたてる」と同時に、しっかりとその気持ちを受け止める機能性を有しています。腕時計に限らずどんな製品にも言えることですが、機能性だけを単純に追求していった場合、無味乾燥かつ没個性なモノが生まれてしまう可能性が存在します。本モデルは、ISO/JIS 規格や海中での視認性等といった様々な制約がある中で、機能性とアイコニックな外観の両立を見事に果たしていると言えます。  「マンボウダイバー」という通称が示すとおり、シルエットだけでそれと判別できるインパクトのある外観を備えながら、ダイバーズウオッチとしての機能は一切損なわれていません。実用性と魅力的でユニークな外観の両立という、真にデザイナーに求められる役割を見事に体現したモデルだと言えます。